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じゃぷにか日記帳
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【聖杯戦争】
―――、―――――、―――

レモン「もしもし?」
某R氏『――、しもし。やぁ、やっと繋がった。戦果は聞き及んでいるよ。本当にお疲れ様』
レ「えへへ、ありがと。重傷になっちゃって、途中でリタイアしたんだけどね」
R『あ――。そ、そうか…』
レ「もう、だいじょーぶだよ。明日には治っちゃうし…」
R『それでも!安静にしていなさい。いいね?』
レ「はーいっ………ねぇ」
R『ん…?どうかしたかい?』
レ「んとね、さっきね。好きな人に甘えて、困らせちゃった」
R『ふむ…?ああ、君がいつも話してるあの子、だね。まぁ、戦いの後なんだ、君くらいの歳なら多少甘えても――』

レ「いっぱい、死んじゃった」
R『………』
レ「みんな悲しそうな顔してた。泣いてる子もいた。でもレモンは…泣けなかった。次の戦場ではどう動こう、って考えてた」
R『…そうか』
レ「どうしてだろね、周りが静かになっていくと頭が冴えるの。周りから温かいのがなくなっていって、冷たくなって、レモンの熱だけが冷たい中にぽつんとあるみたいで…!」
R『…忘れないようにしなさい。そこにあった温もりを。決して』
レ「ぁ…うん…」
R『君が次の戦場のことを考えていたのは、間違いじゃない。きっと君は、亡くなった人達の行動を無駄にしたくない一心でそうしたんだ。彼らのために絶対に負けられない、ってね。』
レ「そう…なの、かな……」
R『ああ…そうだとも。だから、安心しなさい』
レ「………ぁ」
R『ん…おや。電波の調子がまた悪くなってきたね。君の声がうまく聞き取れない…仕方ない、今日はこのくらいにしよう。また明日かけ直すよ、それじゃお休み』

―――、―――、―――

矢継ぎ早にそう言うと、電話は一方的に切れた。
なんだろう、よくわからない。電波は別に悪くないのに。
不思議に思いつつも、ふと見上げた空にはまぶしいくらいに光を放つ月。

でも、あんな月みたことない。


あんな、ぐちゃぐちゃな形の月なんて。
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テーマ:Silver Rain - ジャンル:オンラインゲーム

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